B6と長崎
オンラインでの授業の関係でしばらくの間故郷で過ごしてきたが、そろそろ東京へと戻ることに。
せっかくならばと長崎にB767がアサインされた便で帰ってやろうとNH664の客になった。
スポット5をプッシュバック後、機体は順調にタキシングする。
しばらく誘導路を進み、そろそろコックピットではパイロットが管制塔から離陸の許可をもらっている頃だろうか。
機体はRWY32からテイクオフ
B6の優秀な上昇性能で長崎空港の鐘はあっという間に眼下へ
CF6エンジンの咆哮、機体の急激な加速。体を揺さぶる振動、流れゆく景色、体に掛かるG、地面からフッと浮いた瞬間に収まる振動、翼のしなり、雲を突き抜けた時のあの快感。
その全てが最高だ。
やっぱり飛行機は最高にカッコいい。
機体は離陸後すぐにライトターンして上空から大村の街を一望する。
『嗚呼、なんと美しい街なんだろう。』
CF6の快音をBGMにそう心の底から思った。
写真を見ると九州新幹線西九州ルートの建設が進んでいることがよくわかる。
あっという間に長崎の景色は雲の下。
機体は進路を北東に取り、東京・羽田へひとっ飛び
1時間40分の空の旅を終え、僕は東京に帰ってきた。