夜の砕氷艦しらせ
かつて旧海軍の四軍港の一つとして鎮守府が置かれ、現代でも自衛隊や在日米軍の基地としてその伝統を受け継ぐ軍港の街 佐世保
そんな歴史ある佐世保の港にはひときわ目立つ船が停泊していた。
砕氷艦「しらせ」にはそのオレンジの塗装からかどこか不思議な存在感が漂う。
佐世保の岸壁でしらせをしばし観察...。
この丸みを帯びた船首が固くて分厚い南極の氷を砕きながら進むのかとロマンを感じていた。
氷に接触する部分の外板が強度を上げるため?に分厚くなっていて上下に段差が付いているのだが、それが戦艦の装甲帯のようで大変よろしい...
時間も迫っていたのであまりロケハンはせず数枚撮影してそのまま撤収。
後から気づいてSasebo International Terminal と煌々と輝く看板とともに写真に収めればよかったと帰り道に悔しい思いをしながらハンドルを握った。
そろそろ横須賀から南極へ向けて出港の頃かな
南極までご安航をお祈りいたします。